はじめに
“他人と比較しないこと。“
私の心に留めていることでもある。
しかし、人は他人とを比べずにはいられない。
人は何故、他人と比べたがるのか。
そんなことを私の考えも交えてお話していきたい。
私を含め、世の中の人は、自分自身の行動や結果が正しいことなのか、良いことなのか、社会的な判断を求めることがある。
そうした際に、“比較すること“が行われる。
私自身も、これまでに何度も他人と比較することを体験してきた。
兄との勉学の差、友人との家庭環境の差、憧れの人と私の生活の質の差など。
そうした比較をしていく中で、一喜一憂、感情が揺れ動いていた。
つまり、他人よりも優れている、劣っているなど、他人と比べることにより、自己評価を得ようとする。
それにより、不安を解消し、安心や自信を取り戻そうとしたくなるわけである。
心理学用語ではこれを社会的比較という。
さらに詳しくいうと、これはフェスティンガー(アメリカの社会心理学者)によって提唱された。
比較の種類
比較には2種類あると言われている。
ポイント
1.上方比較
2.下方比較
上方比較とは、自分を高めたいという気持ちにより、自分の収入がより上の人の生活などと比較し、「よし、自分もあの人みたいになるぞー」と意気込むようなものである。
一方で、下方比較とは、現在の収入が得られていることに対して、自分より収入が少ないであろう人と比較し、「自分はまだいい方だ」と思うようなものである。
テストで50点をとった人の比較を考えてみる。
上方比較は、今より上を目指すために、成績上位の人と比較し、躍起づける。
下方比較は、今の点数は、20点よりはマシだ。と成績下位の人と比較し、自信を失わないようにする。
このように人は自尊心が傷つかないように、自分自身を評価するため、社会的比較を行っている。
社会に存在している以上、他人との比較は切っても切り離せないものなのかもしれない。
比較する対象について
他者と比べて生きること(他人との比較)に囚われすぎて、ストレスを感じる人も今の世の中では多いと感じている。
昨今取り上げられている話題だと、現在、感染症予防のため、休業せざるを得ない職業、営業できている職業など、それらを比較することにより、生活の捉え方が異なると思う。
そうした社会的な役割においても、自分の自己評価を上げたり、下げたりしているのである。
また、“あの人は気に入らない(私が下だと思う)だから、バッシングしよう。“などとSNSで他人を蔑んでみたり、悪口を言ったりすることも、好ましくない比較から生まれているのではないかと思う。
これは一概に比べられるものではない。
営業を続けられている職業が価値のあるもので、営業を続けられていない職業が価値がないというわけではないことはわかっているはずである。
SNSにいる人の地位や名誉など、自分の世界で単純に比較できるわけではないことはわかっているはずである。
他人との比較を通じて、一喜一憂することは自己評価を維持するためには必要なことかも知れない。
しかし、比較する対象によっては、好ましくない考えが浮かんだり、行動を起こしてしまうこともありうるだろう。
恐怖や不安の比較
心理学の実験では、面白い実験もあったり、今では考えられないような実験も多くある。
とある電気ショックを用いた実験もその一つである。
電気ショックの実験に参加される人に、あらかじめ、苦痛の程度を伝え、“強いショックがある“と言われたグループの人は、“弱いショックがある“と言われたグループの人より、「実験開始まで他の人と一緒にいたい」と答えた率が多かった。
つまり、恐怖や不安な気持ちを、他者と一緒に居ようとすることで、不安な気持ちの程度を確かめようとする心理が働いたのかも知れない。
同じ境遇で、同じ苦痛を浴びせられること。
「私の恐怖は、あの人より、楽なのか。苦痛なのか。」
そして、強いと言われた方(恐怖や不安が大きい方)が、他人との比較で安心感を得ようとしたがるのかも知れない。
年収1500万円の人に、将来、老後の貯蓄の不安に関する話は響かない。
年収300万円の人には、将来、老後の貯蓄の不安に関する話は響くだろう。
比較する対象と通ずる部分はあるが、境遇によっても感じ方は違うのである。
おわりに
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